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自家発電のススメでは、エコウィルを効率の良い発電システムのように書いたが、どうにも分からないことが多くて、色々調べてみた。 ちなみにエコウィルとは、ガスで発電、給湯するシステムのことである。詳しくは、ガス会社のホームページ参照のこと。 ◇エコウィルの経済性 運転時間が年間2000時間という想定と、ガス会社がシミュレーションする一日9時間というモデルケースの差は、一体何なのか?(一日9時間使ったら、年間3285時間になるよね?) 実は、一日9時間エコウィルを使うというモデルケースは冬場を想定している。逆に夏場はあまり使わないので使用時間は減る。つまり、トータル2000時間というのは、嘘ではないのである。 また、エコウィルを使う上で、ガス給湯機を利用した床暖房システムにしない限り、エコウィルの利用効率が良いとは言い難いことも分かった。 つまりである、床暖房や浴室乾燥システム等を併用した上でエコウィルを利用すれば湯を大量に作ることになるので必然的に発電量も増える。逆に使用しなければ、発電しないのだから、メリットはほとんど無いのである。 とあるブログに書いてあったが、エコウィルの1月は250kWh程度の発電量があったが、5月は100kWhに満たない発電量になってしまう。夏なら更に落ちることが予想される。つまりトータルだと、年間2000時間という設定はあながち間違っていないと言うことである。 そして、エコウィルを導入すると言うことは、最低でも温水式床暖房システムは導入することが前提になるわけで、お風呂のお湯だけしか使わないと考えるなら、年間を通じて100kWh以下/月の発電量であり、つまり発電量は1200kWh/年を下回ることになる。 1200kWh/年では、減価償却はムリ!経済性については疑問を持たざるをえない。 ◇給湯器としては? もちろん、給湯機としてみるなら給湯と発電を両方するので、効率が良いように思えるのだが、これ、給湯器としての性能がエコジョーズなどの純粋なガス給湯機と同等であるという前提に基づいた話である。 エコジョーズは、コージェネレーションのシステムを構築することで、ガスが発生する熱量の効率を90%以上回収することが出来る。一方、エコウィルはガスエンジンを駆動し、その熱を回収して給湯に利用するシステムであり、ガスエンジンが発生する熱は即ち気筒内の爆発と、フリクションロスに起因するものとなる。 ガスエンジンは直接発電を行うが、ガスエンジン自体の発電効率があまりよろしくない上に(システム自体はLPGを使ったタクシーのエンジンと同等と考えられる。だとすれば発電に対する理論効率は40%を上回るものではない)その熱を回収する際にもロスが発生するので、エネルギー利用率85%を実現しているといっても、エコジョーズのそれとは明らかに性格を異にする。(電気をうまく利用できなければ意味がない) つまり、エコウィルのガスによるエネルギー転換は、電気と熱に分散してしまうため、単純にエコジョーズとエコウィルを比較すれば、明らかにエコジョーズの方が効率がよく、条件の悪い夏場であれば、圧倒的にエコジョーズの方が効率が良いといえる。(ここではガス料金設定がからむ経済性についてはひとまずおいておく) ◇発電機性能も? 更に言えば、発電した電気はどこかに溜めることが出来るわけではないので、結果的にその時使わなければ、捨てることになる。(売電するシステムにはなってないんだよね) ちなみに、従来のシステム(従来のガス給湯システムは効率80%程度)と比較しても給湯効率は悪い為、発電した電気を効率的に利用できなければ何のために設備投資をしたか分からないことになる。エコウィル90万円に対して、エコジョーズは40万前後。どちらが良いかは明らかだろう。(ただし、ここに補助金が加わるので、実際には補助金との差額分の金額で導入可能である) 結局、エコウィルは「発電も給湯もできる」という謳い文句で普及に努めているようだが、まだまだ課題の多いシステムであることは否定できない。 エコウィルはそのものが140Wの電力を消費して1kWhの電力を発電するシステムであり、現状はエコウィルで発電するよりも、単純に電力会社から電気を買った方が安いのだから。 ◇イニシャルコストはどうだろう? イニシャルコストの観点から考えてみる。 エコウィル導入し、温水式床暖房を選択すると、エコウィルで90万円。さらに温水式の床暖房で70万円(8畳1間で想定)。付帯配管に2〜30万円かかるので、ざっと200万円弱の費用を見込まなければならない。 電気式の床暖房装置ならば、温水式に比べて効率は落ちるものの30万(8畳1間を想定)程度で導入でき、付帯設備は考えなくて良い。電気式を採用するなら、電気料金の契約は従量電灯Bでは分が悪いので、エコキュート等の深夜電気温水器を採用してナイトタイムが利用できるプランを選択すべきだろう。エコキュートを採用した場合にはやはり90万円程度の費用がかかる。ここに、付帯配管費を足せばいい。 つまり、電気VSガスの構図で考えると、200万円VS140万円(概算)となり、50万程度は差額が生じてしまう。イニシャルコスト的には電気の方が良い。 ◇ランニングコストは? 次に、ランニングコストの観点から言うと、エコウィル+温水式床暖房システムを採用しているお宅でのガス使用量は軒並み2万円前後。一方、併用する電気の料金も1万円程度支払っているようなので、3万前後の光熱費がかかることになる。安くなっているとは言い難い印象だ。 エコキュート+電気床暖房システムを採用した場合、エコキュート自身の理論効率はエコジョーズほどではないにしても、電気料金自体が安いので、価格的には同等かそれ以下のランニングコストとなる。一方、電気式床暖房の効率も前述したようにあまり良くはないが(効率的には3割程度の差が出ると言われている)、使う時間帯を工夫すれば、あまり大きな開きはないはずだ。(姉の家はオール電化で冬場3万円いかないとか) ◇メンテナンスも そして、イニシャル、ランニング、ときたら、メンテと減価償却についても考えなければならない。電気式床暖房は、30年間ほぼメンテナンスフリーをうたっている商品もある(日石三菱の「ゆかいーな」等)。一方、温水式床暖房には、その構造上配管のメンテナンスを必要とする。即ち、お湯を流すにあたってフィルタの清掃、交換は不可欠で、更に配管が詰まるなどのおそれもある。循環水には不凍液が必要なので、年3回の交換を必要とする。 そもそも、エコウィルの保証が10年なので、その程度の寿命であることは覚悟が必要だ。ガス式のエンジンを使っているので、車と同じって感覚で差し支えない。(ガス式の方が高温になるため、実際にはパーツは割高であり、メンテナンス費用もかかる。もっとも、5万円で10年一括メンテナンス契約を結べば、その間はエコウィルのメンテは考えなくて良いが) 30年単位で考えるなら、2回買い替えが発生する可能性がある。もちろん、給湯機としての性能と、発電をするという特性はあるのだが、本当に有効かどうかは疑問である。 ◇結局エコウィルっていいの? このようにトータルで考えてみると、エコウィル導入はメリットが低いように思えてならない。 @ 温水床暖房の導入が必須なので、イニシャルコストが高くなる。 A メンテナンスに手間がかかる。 B 発電性能が、おまけになっている。 ざっと考えただけでも、これだけの問題点がある。もちろん、温水床暖房も良い点はたくさんあるのだが、それは別問題だ。エコウィルの普及がいまいちなのも、その辺りに問題があるのではないだろうか? |
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自家発電のススメ?
最近、必死になって調べているのが、光熱費の関連。電気を使うのか、ガスを使うのか。そして、給湯システムは?そんなこんなで、色々検討しているのだ。 ...続きを見る |
遠回りの日々 2006/07/25 23:01 |
ブログを書いていると
最近、ちょっとネタに恵まれないので、今日はこんな記事を。 ブログを書いているとやっぱりどんな記事にどんな人が見に来てくれるのか?というのは気になるものである。 ウェブリブログでは編集の画面で参照数を確認できるが、普段の記事はそれ程読者が多いというわけでもない。が、時々ヒットする記事もあるようで。 大体、普通の記事は書いて2日間くらいで観てくれる人は激減する。1週間も経つと、その記事を確認してくれるような人は殆ど居なくなるのが、僕のブログの傾向らしい。 そうなると、参照数が200を越... ...続きを見る |
「Every day of rounda... 2008/11/05 12:04 |
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